ボディアース強化ボックス、ve-02が大人気の光城精工から新製品、N-04(27,500円/税込)が出ます! 正式な発売は8月20日ですが8月9日から先行販売。8月4日までに予約すれば、生産数が足りていてば9日に手に入る確率が高いので、欲しい人はすぐに予約したほうがいいでしょうね。なにしろve-02は生産が追いつかず、手に入れるのが大変な時期がありましたから(笑)
さてこのN-04ですが、既発売のピュア・コンディメンタ、Nve-03からフィルター部のみを取り出したカーオーディオ用電源フィルターです。ボディアース強化機能を省いているので、コンパクト化と低コスト化を実現。もちろんボディアース強化ボックスの接続は可能なので、ve-02やVE-01をすでに持っているという人が、さらなる音質向上を期待して増設するという手はあるでしょう。
N-04の特徴はこのところ問題になっている高周波ノイズに対応している点です。従来のカーオーディオ用電源フィルターは、おもに大容量の電解コンデンサやチョークコイルの複合回路で形成され、バッテリーの電圧変動や比較的低い周波数のノイズに作用していました。が、ハイブリッド化やEV化が進んだ現在は各種機器のデジタル化も進んで、車内は様々な高周波ノイズで溢れているんです。
このような高周波ノイズに対応し、N-04では高周波特性に優れたフィルムコンデンサーを要領別に配列して高周波インピーダンスを低減。インバーターやスイッチング電源、内部クロックなどが発生する高周波ノイズを抑えてくれます。
フィルターを構成するフィルムコンデンサには、岡谷電機製ノイズサプレッションキャパシタやTDK製EMIサプレッションキャパシタを採用。これは同社のホームオーディオ向け製品にも採用しているパーツで、高信頼性パーツによる高いノイズリダクション効果が期待できます。またフィルターを構成するフィルムコンデンサ群はバスバーに直接実装。ストレート近接並走敗戦によって不要なインダクタンス成分の発生を抑えて、より効果的なノイズリダクション効果を生みます。
ところでノイズリダクションの効果が大きいと聴感上の特性に影響し「音がつまらなくなった」とか「なんか物足りない」という感覚が生まれるものですが、光城精工では聴感上の特性を重視して試聴優先で開発。確認を行った上で製品化しています。だから音質に対する影響は少ないでしょう。
大容量パワーアンプにも対応できるよう最大100Aにも耐える端子台を採用。2端子タイプの端子台は4ゲージのケーブルを接続可能で、出力のGND端子にボディアース強化ボックスを増設すればさらなる音質向上が図れます。黒色アルマイト処理を施したトップカバーやサテン調の黒塗装仕上げを施したデザインは堅牢なイメージ。これも品薄になりそうな予感なので欲しい人は早めに注文を。