ドラレコは「撮るだけ」から「繋がる」に変わっていく?

なんか、このところ通信型ドライブレコーダーの発表が相次いていますね。ケンウッドは三井住友海上と組んで、同社の自動車保険「見守るクルマの保険(ブレミアムドラレコ型)」にケンウッド製通信型ドライブレコーダーを供給。一方パナソニックは損保ジャパンとの共同開発で、安全運転支援サービス「Driving!」に端末を提供します。

ケンウッドは2019年から三井住友海上のDX Valueシリーズに通信型ドラレコを供給していましたが、2022年1月からは大幅に機能アップしたプレミアムドラレコ型を販売。その追加される機能はドラレコ本体を2カメラ一体型とすることで360度撮影に対応し、クルマのサイドや後方を撮影できるだけでなく脇見運転等も検知。アラートで安全運転を支援してくれmす。

また長時間の駐車監視機能を搭載し、駐車中の当て逃げや盗難等の映像も記録。さらに緊急通話ボタンを押すことで三井住友海上のオペレーターと通話して事故や故障、あおり運転等の連絡ができるし、ドラレコ本体を外して車外での利用も可能な作りで、事故の際には本体を取り外して安全な場所からコールセンターと通話することも可能です。

一方のパナソニックは損保ジャパン取扱代理店ですでに申し込み受付を開始しており、2021年の9月1日からサービスの提供をスタート。三井住友海上は通信型ドラレコを含む一体の料金設定のようですが、パナソニック×損保ジャパンはドラレコの特約保険料が月々850円と明記されているので、明朗会計感があります(笑)

こちらも端末本体から損保ジャパンのオペレーターと繋がるし、必要に応じてALSOKかけつけ安心サービスを手配するなどのサポートを提供します。また普段の運転中は前方衝突警告など、4つの安全運転サポート機能が働くのでできるだけ事故を起こさない運転を心がけけることができます。

思えば昨年、パイオニアがサブスクで通信ドラレコのサービスを始め、Makuakeのクラウドファウンディングでも販売して成功しています。パイオニアの製品は自動車保険とセットではありませんが、HELPNETのオペレーターとボタンひとつで繋がるし、JAFのロードサービスも呼べます。また通報の情報はLINEかメールで登録した連絡先へ自動送信してくれるので、いざというときに役に立ちます。

今でも大半のドラレコは単に撮るだけの機能しか持っていませんが、事故を起こした時など、いざというときに本当に役に立つのは通信機能を持って保険会社だったりJAFだったりと繋がるドラレコでしょう。僕も、次に買うドラレコは通信型にしようと思っています。