横浜ゴム、アルパイン、ゼンリンが共同で実証実験開始

カーAVには直接関係ありませんが、アルプスアルパインやゼンリンが絡んでいるので報告します。横浜ゴムとアルプスアルパイン 、ゼンリンは、共同でタイヤ&路面検知システムの実証実験を開始したそうです。

そもそも「IoTタイヤってなに?」って話なんですが、横浜ゴムとアルプスアルパインは2019年からタイヤ空気圧検知に加えて摩耗や路面の状態を検知して、それらの取得データをデジタルツールで処理・監視していく研究開発を行っているんだそうです。これがIoTタイヤ。

そこにあたらに加わったのがゼンリンです。ゼンリンは「現実世界をライブラリー化する」をミッションに掲げ、全国1741市区町村で独自の手法により各種情報を収集して地図データベースとして管理し、各メーカー等が持つビッグデータなど、多様な動的情報を連携させることで、新たなビジネス創出を検討してきました。

そこでIoTタイヤで得た路面検知情報と、ゼンリンの地図情報を紐付けて新たな付加価値を提案するタイヤビジネスの実現を目指そうというのが今回の試み。IoTタイヤを搭載した実験用車両を用いて公道からさまざまな塗面情報を取得して言及開発をするとともに、高精度地図や道路帰省情報と連携することで、CASE社会における安心・安全なサービス実現に向けたビジネスを検討していきます。

CASEとはコネクテッド、オタナマス(自動運転)、シェア&サービス、エレクトリックの頭文字をとったもの。IoTタイヤからとった情報を紐づけることで路面凍結や陥没道路などの情報を得てリアルタイムの安全運転支援につなげたり、自動運転車両の制御につなげたりも考えています。

いずれにしても自動運転には高精度地図が不可欠。IoTタイヤから得た情報と地図を紐づけることで、自動運転やCASEに向けた開発が、加速しそうです。