2020年11月に発売開始された2代目スバル・レヴォーグ(VN系)ですが、3ヶ月後の2021年2月25日から、新型レヴォーグ専用設計のSonic PLUSが発売されます。
ラインナップは3グレード9モデル。グレードとしてはトップグレード、ハイグレード、スタンダードの3種類があり、それぞれにフロント+リアセット、フロントセット、リアセットが用意されていて計9モデルというわけですね。リアシートに人を乗せることは少ないと思ったらフロントセットで良いし、リアシートにも人を乗せて出かけることが多いならフロント+リアセットが良いでしょう。それはそれぞれの使い方に応じて選べば良いかと思います。
トップグレードは従来のピュアアラミド振動板をさらに進化させたオールピュアアラミド振動板を採用。コーン部だけではなくセンターキャップ部にもピュアアラミド素材を使用して最適な音質チューニングを施していて、幅広い帯域で歪率や周波数レスポンスを改善しています。ネオジウムマグネットとナローギャップ・モーターシステムによる磁気回路も、エンクロージャー容積を有効に活かすことができるメリットがあります。
ハイグレードモデルはマイクロファイバー編み込み樹脂を使用したCMF(クロス・マイクロ・ファイバー)コーンとナローギャップ・モーターシステムを採用。出力が限られた純正デッキやAVナビでも駆動しやすく、緻密な表現力と情報量で音楽を描いてくれます。リアルで引き締まった中低音も持ち味です。
スタンダードモデルはDMF(ディファインド・マイクロ・ファイバー)振動板を採用。もちろんネオジウムマグネット採用の磁気回路やナローギャップ・モーターシステム、アルミものブロックフレームといった基本設計は上級ユニットから受け継いでいて、小口径ならではの切れ味鋭い音と、小口径の限界を打ち破るワイドレンジ再生を両立しています。
トップグレードとハイグレードモデルには、独自のG字型チューニングポート、Gチューナーを装備。楕円形状のフロントスピーカー取り付け穴をフルに活かしたエンクロージャーにGチューナーを加えることで低域の再生範囲を拡大するとともに大音量再生時のポートノイズを低減して、クリアかつ深みのある中低域再生を実現します。
また国産車では初めてAC(アコースティック・コントロール)エレメントを採用したのもニュース。トップグレードにはトップグレード用の特別なACエレメントを、ハイグレードには普通のACエレメントをそれぞれ付属しています。ツィーター周辺の反射音を最適に拡散・吸音して自然な高音を再生するハウジング一体型のACツィーターは従来通りです。
価格はトップグレードのフロント+リアセットSFR-S012Fが600,000円(税別)。以下、フロントセットSF-S012Fが430,000円(税別)、リアセットSR-S012Fが170,000円(税別)。ハイグレードのフロント+リアセットSFR-S012Mが330,000円(税別)、フロントセットのSF-S012Mが240,000円(税別)、リアセットのSR-S012Mが90,000円(税別)。スタンダードのフロント+リアセットSFR-S012Eは140,000円(税別)、フロントセットSF-S012Eが10,0000円(税別)、リアセットFR-S012Eは40,000円(税別)です。
一瞬、高く感じるかもしれませんが、トップグレードののフロント+リアセットで推奨取り付け時間は3時間。作業工賃はお店によって違うでしょうが、例えば1時間1万円としても製品代プラス3万円で済む計算(ケーブル等の部材費は別ですが)ですから、高いとは言い切れません。
それにエンクロージャー入りの製品なので、デッドニング等が不要なのもメリット。部材代がかからないし、インストールを行う人によって音の違いが出にくく、安定して高音質が得られます。それにレヴォーグ専用なので、クルマ自体を加工して取り付けることもありませんしね。
レヴォーグを含むスバル車にお乗りの人には、クルマにこだわって大事に乗っているというイメージがあります。そんなクルマを大事にしたいスバリストにはとっても向いている製品かもしれません。