カロッツェリアではこの夏から、最上級のサイバーナビをベースとしたEV専用HDDナビ、AVIC-ZH09-MV(246,750円)を発売しているが、今後のEVの普及を踏まえて、今回は楽ナビLiteをベースに、より低価格のメモリータイプを開発した。
AVIC-EVZ9 |
EV専用ナビならではの機能はまず、もっとも電力消費量の少ないルートを選べるエコ・ルート探索。独自の電力消費量推定技術と、ルート探索アルゴリズムで計算し、効率のいいルートを探し出す。ルートは6種類を同時探索可能。もっとも電力消費が少ないルートは、ecoマークで教えてくれる。
充電スポット検索もEV専用ナビならではの機能だ。目的地検索のメニューに「周辺充電スポット」という項目が追加され、急速充電スポットと普通充電スポットを絞り込んで検索することもできる。また地図上でも、急速充電スポットは赤いアイコン、普通充電スポットは緑のアイコンと色分けしてあるのでわかりやすい。また電力消費率やエコ運転度合いを表示するエコステータス機能もある。
地図は楽ナビLite同様、L-formatという独自のデータ圧縮技術を採用。専用のパソコンソフト「ナビスタジオ」を使い、SDカード経由で、頻繁に地図データを更新できるのも、3年間は追加料金無しで地図更新ができるのも、楽ナビLite同様だ。もちろん、カロッツェリア・ナビのユーザー同士で渋滞情報を共有できるスマートループ渋滞情報の取得もできる。
画面をタッチしたまま、指を上下左右にスライドさせて、TVやラジオのチャンネルを切り換えたり、ナビの案内のオン/オフができたりするワイプインターフェースを採用し、操作性も改善。まだまだ電気自動車は少なく、そのうち日産リーフは、クラリオンと共同開発のナビが標準装備されているから、今のところ三菱i-MiEV用といえそうだが、今後は電気自動車も増えてくるだろうし、エンジンをモーターに載せ替えてEV化するという手もある。そんなクルマに、EV専用ナビはいかが?
・カロッツェリア
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